自分をドライブしないと自滅する

 結論から言うと「自分の人生をドライブできるのは自分だけなので自分の人生のハンドルは自分で握っておけ」という話です。

 自分で言うのもなんですが、私は性能が高いのです。何の性能かって、物事に対する最適化の適性が高いんです。
 何かを自分でやってみて、そして効率化をしていくというのが非常に得意で、ぶっちゃけどの世界に入っても2流まではあっという間にいけますし、そんなに数を経験しているわけでもありませんが1流までもわりと早くたどり着けると思います。
 何を偉そうに実績でもあるのか、と言われれば、大学中退・介護の専門学校出身で世界最大IT企業の日本コールセンターのセンター長をしていた、といえばわかりますかね。働いていた企業は有名な企業ではありませんが、日本で1流のIT企業と組んで世界で1流のIT企業のコールセンターをゴリゴリ運営していました。ちなみに立ち上げから安定運用まで全部面倒見ましたし、採用から教育、運営マニュアルまで全部手を出しました。

 まあそれはどうでもいいんですけど、私は性能が高いので、それが人に見えるのです。そしてどこに行っても期待されて何かを背負わされるわけです。
 そして期待されたら裏切れないのが私の性格で、何かを求められたら結果が出るまで効率化をガンガンやるわけです。
 しかしちょっと考えてみて下さい。普通効率化なんてみんなやっているんですよ。それでも「私が」やった時に更に効率的になるわけで、基本魔法を使っているのです。
 でも魔法なんてそう簡単に使えないのです。よっぽど正気度をゴリゴリ削って論理の道をショートカットして原因と結果をつなげて逆流しないと「さらなる効率化」なんて無理なんですよね。
 ですがそれをやってきたのです。代償に身体と心の健康を捧げて。

 まあ結論から言うと間違っていましたね。負担が重すぎてパンクしました。
 できるからってやればいいというものではないんですよね。10年かけてやればいい事は10年かければ良かったんですよ。自分自身の存在価値を出すのであれば10年かかる事を5年でやれば良かった話で1年2年でやろうとする必要はなかったんです。

 この経験から言えるのは、周囲の求めに応じてホイホイと自分のキャパシティ・能力の上限を出してはいけない、出すにせよ一時的にしておいて恒常的にやろうしてはいけない、という事なのです。

 私は高性能でしたが愚かでしたので気軽に上限を出してリミッターを破壊し、会社には迷惑をかけませんでしたが自分の健康と人生を台無しにしました。
 これは大変良くない結果なのです。

 自分の人生をドライブできるのは自分だけなので、人に何を求められようが何を言われようが、自分の人生のハンドルを誰かに預けてはいけないのです。預けたらいつか必ず事故を起こすのです。
 事故を起こしてから立て直せる人生もあるかも知れませんが、魂の死亡事故を起こしてからでは手遅れなので、基本的に事故を起こさないで済むなら起こさない方が良いです。
 まあそれでも事故は起こるんですが、自分でハンドルを握っていて起こした事故は自己責任ですが、人にハンドルを握らせて起きた事故では後悔しか残らないので、常に自分のハンドルは自分で握っておいた方が良いのです。

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如月翔也

 ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。