漫喫で読んで満足するだけでは駄目なのだ

 ここ1週間で2回ほど子供を連れて漫喫に行ってシリーズ物を16巻と12巻読んで満足して帰ってきたんですが、漫喫で読んで満足するだけでは駄目なのです。新刊なり電子書籍なりを買わないと「本当にその作品にハマった」とは言わないのです。

 子供のお財布には限界があるので漫画が読みたい、お金がない、パパに漫喫連れて行って貰ってただで読もう、というムシのいい話は良いんですが、パパ本体は漫喫で漫画を読んで楽しかった、良かったねという話ではなく、お前は一定数の所得があるんだから新刊の買い支えをしろ、という話で、今回読んだ本はどっちも気に入ったので半年スパンで買って行こうと思うんですが、まあアレですよね、可処分所得をどこに費やすのか、っていう話で、私は作家さんを支えるつもりで新刊を買うのが良いと思っているのです。

 そもそもアニメを「YouTubeで見ました、大ファンです!」って話はないですし、音楽を「違法ダウンロードしてます、大ファンです!」って話はないので、漫喫で読むのが本質的には違法ではないとしても、やっぱり「大ファンです!」って言うならその作品くらい持っておけよ、って話だと思うんですよね。
 買って手元に置いておけばいつでも読み返せるというのは非常に大きなポイントで、「あれ、伏線ってあったっけ?」と思った時に1巻から読み返せるのは素晴らしいメリットだと思うんですよ。
 持っている事でメリットがあって、それで作者さんを応援できるなら許せる金額で購入すべきで、まあ中古本で揃えても作者さんは儲からないので新刊か安売りの電子書籍で買うのがいいと思うんですね。買わないのが悪だとは言いませんが、好きなら応援した方が良いので、まあ新刊を買うほどの価値を見いだせないんなら仕方がないんですが、新刊を買う人が市場を支えているのは間違いない部分だと思うのです。

 まあたかが漫画という話ではあるんですが、漫画の本質は創作で、そして創作はパトロンがいないと羽ばたけないので、漫画一冊から始める創作のパトロン、というのは悪くない筋だと思うんですよね。

 個人的にはそういうスタンスなので、漫画喫茶で色々な作品に出会いつつ買い支えていくのができればなー、と思います。本当に理想的なのはジャケ買いなんかでざーっと買っていってその中で好きなものができる、というのなんですけども、そこまでする可処分所得は私にはないので、出会いだけ漫喫を使わせて貰えればいいな、と思います。

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如月翔也

 ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。


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